今年の祇園祭は、宵宵宵山から三連休にあたるということで、混雑が予想され、屋台も規制、細い通りには、片側のみ出店とか、一方通行を増やしたりとか、事故が起きないよう、警察も力入れていたようです。
行ってみると、やはりすごい人で、いつもはすいている宵宵宵山ですら、ごったがえしているありさま。
この日は上京の山鉾を見て、次の宵宵山は、下京の山鉾を見るという流れで、見てきました。
まだ、体力が不十分で、ちょっと歩いただけで、疲れてしまい、今年は写真に気持ちが入りませんでした。
ですが、まぁ、京の風物詩ですし、ご紹介しますね。
役行者山(えんのぎょうじゃやま)です。
ここは、厄病よけの神様が祀られています。
黒主山です。
ここは、毎年思うのですが、デザインにとても凝っていて、「黒」という字をもじって、扇子やTシャツ、浴衣を作って販売していたりします。
山の上には、桜が咲き乱れています。見えますか?
次は鯉山。ちょうちんがきれいですね。
確かこれは、南観音山。
子どもたちの、「ろうそくいっちょう、献じられましょ」のうたが、かわいらしいんです。
祇園祭は、それぞれの山鉾で、子どもがうたをうたって、ちまきを売る光景が、本当にかわいらしくて、和みます。
お囃子で、鉾の上に乗っている人たち。
こんちきちん、を聞くと、あぁまた今年も来たなぁ、とほっとした気分になれます。
放下鉾(ほうかぼこ)。
月鉾は、提灯がLED電球なので、ちょっと色が違いますよね。
鉾といえば、やっぱり長刀鉾でしょう。
お稚児さんが乗る鉾です。
昔は、鉾には全部、お稚児さんが乗っていたそうですが、お金もかかるし、今は長刀鉾以外は、お人形が乗っていますよ。
さて、ここからは、宵宵山の写真です。
M君の希望で、この日は、下京の江戸正といううなぎ屋で、うな重を食べてから行きました。
坂東太郎という、ブランドうなぎを食べたのですが、口の中でとろけるような柔らかさで驚きました。
お値段も、一人4300円と、びっくり価格です!
でも、うなぎがとれず、価格高騰している影響でしょうか、それだけ出しても、肝吸もついておらず・・・昔食べたときには、ついてたんやけどなぁ、ちょっと残念でしたが、仕方ないでしょう。
うなぎで精をつけてから、まず見に行ったのは、保昌山(ほうしょうやま)。
ここは、縁結びの神様です。
厄除けちまきには、紙でできた赤い梅の花がついていますよ。
次は岩戸山。
これは傘鉾かな。
やっぱり存在感たっぷりの船鉾は、一見の価値があります。
前に乗っている金色の鳥は、想像上の鳥で、げき、というそうです。
芦刈山です。
蟷螂山です。山の上にかまきりが乗っていて、子どもたちには人気の山です。
これ、羽根や足が動くんですが、見たときはちょうど、調整中でした・・・残念。
下では、ちっちゃいかまきりがいて、おみくじが引けるようになってるんですよ。
でも、もうこのころには、くたくたで・・・
うなぎパワーも、体力不足の花舞妓には、そんなに効かなかったようです^^;
二日間、家に帰って、横になったら、足が抜けそうに痛くて、鎮痛剤を飲まずにいられませんでした。
なんとか二日も行けただけでも、よかったなぁと思う今年の祇園祭でした。