花舞妓の京都いいとこどり


暑すぎた散策2(圓通寺)

まだ余裕だった花舞妓は、詩仙堂からの道々の花を撮ったりして、のんき者でした。
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本当は、詩仙堂の手前に看板が出ていた圓光寺というお寺に行こうかな~と思ったのですが、お休みだったんです。20日まで休みます、と書いてあったので、そこを諦めて、じゃあ岩倉実相院に行こう、と予定通りまた5系統の市バスに乗り込んだんです。
しかも、ちょうど待ち時間もなくバスもきちゃったので、考えなしで乗ってしまいました。
なんとなく、この先食べるところがなさそう・・・と感じ、ちょっと恥ずかしかったのですが、こっそりバスの中で、パンを食べて、お昼を済ませました。
で、終点「岩倉操車場前」で下車したら、目の前に実相院が・・・と思いきや、実は間違っていました。実相院の前は、バスが数台止まれるようになっているのですが、そこへ行くと思っていたら、岩倉にある、バスターミナルへついてしまったんですね。
下車するとき、運転手さんに、「実相院はどっちですか?」と聞いたら、「あー、実相院なら、一つ手前の国際会館で降りてもらって、そこから京都バスに乗り換えはったらよかったんやけど・・・もう少し早くいうてくれたらよかったなぁ~」と残念そうに答えてくれました。
(この運転手さん、乗っていた間、外国人観光客数人の方が、降りるとき、バスの運賃や、目的地までの行き方を聞いたらしく、それに対して、超流暢な英語で、しかも明るく親切に教えてあげているのを目撃し、いうたらあかんけど、愛想悪い、態度悪いで有名な京都市バスの運転手とは思えない、運転手の鏡みたいな方でした。なんだか日本のイメージをもよくしてくださったみたいに思えて、嬉しい気持ちになりました。)
さて、話は続きます。
降り立ったところに、3つのお寺の矢印がありました。
①妙満寺 ②岩倉実相院 ③圓通寺
いちばん近いところにしようと、ここから800m弱の、妙満寺に行くことに決めました。
実相院は、2kmもあったので。
今、冷静に考えると、いちばん近かったのは、実はひとつ手前のバス停の、国際会館だったんですよね~。そこへ歩いて戻り、京都バス(京都には、京都市バスと、京都バスの2種類あります)に乗り、目的通り、実相院に行けば、よかったんです。
でも、頭が働かないときはダメなもので、歩かなきゃ、とどんどん国際会館とは逆の方向へ歩いてしまいました。
そして、大きな分かれ道へ。北へ行くと、妙満寺。南へ行くと、圓通寺。そう書いてあります。
そこで頭をよぎったのは、圓通寺だったんです。
母親が若かりし頃、行ったことがあるそうで、何度となく圓通寺の話を聞いていました。
とにかく何もなくて、畑だったか、田んぼだったか、わすれましたが、一面に広がっていて、京都とは思えなかったよ、と。
それと、友達もいつぞや、圓通寺に行ってみたい、と言っていたのを思い出し、そういえば長年京都で暮らしていながら、行ったことないなぁ、せっかくここまで来たんやし、行ってみるか!と、圓通寺方面へ曲がってしまいました。
長い長い道のりでした。
表示されているキロ数とは思えない長さでした。
しかも、ペットボトルのお茶でも買って、水分補給をすればよかったのに、こんな田舎で、急にトイレに行きたくなったら困るな~、まだカバンにお茶が残ってるし、まぁいいか、と買わずにスルーしたのも、自販機で買うと高いし、と小銭をケチったのも、悪かった。
また、右へ曲がる矢印が出てきたので、そこを曲がり、歩いているうちに、暑さに耐え兼ねてきました。
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買ったばかりの日傘が、命綱みたいに思え、汗だくの手でしっかりにぎり、とぼ、とぼ、歩いていきました。
ただ、たまに他府県ナンバーの車が走っていくのを見かけたので、場所は間違いないんやけど・・・と思いつつ歩いて行くうちに、また矢印が。
わかりにくい表示でした。200m先から大回りしろ、という意味が書いてありました。
徒歩ならここからかな?とも思ったのですが、×印があったのと、青いビニールがちらっと山から見えて、もしかして通行止め?とも思い、バカ正直に先へ進んでしまったものだから、もうダメです。
これはあかん、どう考えてもおかしい、と、ほんの少しできていた木陰に入って携帯で地図検索を試みたものの、使い方がわからず、虫がブンブン飛び回るは、お茶は飲み干してしまうわで、かなりこころ細くなっていました。民家が前にあるので、聞けばいいのですが、その勇気もなく、人っ子ひとり外にはおらず、どうしたものか・・・、と困り果てていたとき、その民家の向こう側にも道があり、そこだけはわりと車が通る、あれ、この道かも、と、戻る方向に歩くことにしました。
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はぁ、やっとたどりつきました、圓通寺!!
感無量でしたね~。
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幕に菊のご紋章があったので、あぁ天皇家ゆかりのお寺かぁ、とまではわかりましたが、とりあえず中へ入り、まず撮影。
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すぐ入口にたどりついてしまい、そこで、住職さんと、用事できているらしい男の人が、ひっきりなしにしゃべっています。花舞妓の姿が見えても、話をやめるでなし、しゃべっているので、躊躇していると、やっと、「どうぞ」と一言。
なんか、ものすごーくちっちゃくなって、そそそ、と靴を脱いで靴入れにいれるとき、でっかい看板が横にあり、景観論争のことが書かれているのに気づきました。
拝観料500円を払うと、「暑いですなぁ」と言われ、「これが京都の暑さですわ」と。
まさか、えぇ、私も京都で・・・とは言える感じではなく、あぁ、こんな時期に、地の人は、観光に来ないわなぁ、こんなん言うたら、こいつこんな暑い中、アホちゃうか、と思われそうで、笑ってごまかしておきました。。。
ちょっと写真を、と思いきや、こちらもやはり、室内撮影禁止。
くるっと回ると、長方形の大きなお部屋があり、おっちゃんが扇風機の真ん前で、一人くつろいで座っていました。
で、ふっと外を見ると、それはそれは見事な借景のお庭が広がっていて、花舞妓は大きな部屋のど真ん中近くにどすんと座り、とにかく写真を撮ることに・・・。
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その直後くらいから、カセットテープらしき寺院の説明が流れ始めました。
だみ声の、聞きづらい、おっさんの低音の声での説明でした。
あんなに耳障り(すみません・・・)な放送を流すところも、初めてでした。
その声からイメージしちゃったのは、出家後の平清盛。
天下をほしいものにした、ヤな奴のイメージ、で・・・
しかもその説明が、長すぎる。
それに、いやみを少々まぜこんで、まさにこれでは、京都人のおっさんそのもの、て感じ。
(京都人のおっさん、ごめんなさい・・・いい人だったりするんですが、理屈っぽいのは否めないんですよね~)
何がいいたかったのか、というと、借景にしているのは比叡山だということ、四季折々、毎日見え方が違うということ、後水尾天皇ゆかりの寺であること、質素だけど、それがこの庭を引き立たせているということ、こんなダイナミックな借景の庭園は、京都にもほとんどないということ、ここも、そのうち開発がすすみ、この景色も失われていくだろう・・・というような話でした。
その他にも、垣根の高さ、前の庭の坪数、そんなにあるとは見えへんやろ、という言いぶりで、あまり気持ちよく聞くことができず、話が長いのもあり、うるさくなってきて、もっと静かに眺めさせてくれたらいいのに、、、と無視して写真ばかり撮ってました。
ん~~~。
こだわり、なのでしょうねぇ。
写真は、そのお庭以外、一切禁止で、これまた「撮影禁止」の張り紙がいたるところにしてあり、わかった、わかったよ、モラルのない人も、いるんやね、でも、ここまで書くと、普通の人はうるさく感じてしまうよ、というものでした。
景観論争は、もうだいぶ昔に、清水や金閣が拝観拒否をしましたよね。
たしかに、お寺側の言い分もわかります。
圓通寺への道すがらのお家は、どれも新しく、開拓がどんどん進んでいるのがよくわかりました。
ただ、少しは、妥協せざるをえないのでは?と思ってしまうんです。
地元民にも愛されるお寺にしていこう、と努力しているでしょうか?
ただただ、うちの景観を損ねてくれるな!と叫んでばかりいても、仕方がありません。
税金も考慮されているのだし、そのお金で、少しずつ土地を買っていく方法もあったはず。
すばらしいものを持ち腐れにしている感じがして、残念に思いました。
写真ですが・・・
カメラがしょぼいので、これ以上は撮れませんでした。もっと、比叡山が浮き上がってはっきり見えて、それはそれは見事だったのですが・・・。
実は、携帯のカメラで撮ったのを見たら、そちらのほうが、きれいに写っていました。
9月になったら、トップの表紙画像にしたいと思っていますので(といってもアングルは同じ・・・)そちらをご期待くださいませ・・・。
帰り道は、お寺にバスの時刻表が貼ってあり、ちょうどいい時間にあったので、今度は遠回りせず、へんてこな地図入り矢印のところに出て、歩いていたら、あっという間に大きい道に出て、さっきまで、何をぐずぐず迷って死にそうになってたんだろう?!というくらい、すぐバス停につきました。
(あ、バス停というのは、行きに降りたところとは違う、最寄のバス停のことです。)
バス停で5分待ったら、乗れて、帰りは無事、帰宅できましたが、帰ったら少々頭痛がするし、とにかく汗だくで、すぐお風呂に入り、頭痛薬を飲み、涼しくしてたっぷり水分補給をしました。
この話をM君にしたら、あきれ顔で、「何ともなかったからよかったものの、もし倒れてたらえらいことやったで。日ごろ外へ出ぇへんのに、急にそんなに歩いたら、危ないで。無茶したらあかん」と説教されたのは、いうまでありません。。。
目的地は、よく調べて行きましょう。
今年の京都は異常な暑さです。車ならともかく、炎天下を長時間歩くような観光はやめたほうが無難です。
夜、9時からのNHKニュースで、猛暑の話題に、全国ニュースでもトップで京都があがり、地元の人がインタビューされていたのを見て、自分のアホさに改めて反省したのでした。
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by hanamaiko | 2010-08-19 12:30 | 京都の写真

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