紅葉を見に行こう!と張りきった人も多いでしょうに、今日はあいにくの、雨。
でも、観光客や修学旅行生がたくさん訪れていました。
でも、雨だと、まぁゆっくりしよか・・・と、のんびりした気分になれて、逆にじっくりと楽しむことができるかもしれません。
今日は秋の宇治からお届けします。
’宇治の散策は、茶団子から。’
なんて言葉はないですが、花舞妓はそう思ってます(勝手かしら・・・?)
阪急宇治駅の向かいにある、駿河屋さん、京都でいちばんおいしい茶団子をゆっくりいただきます♪
おや、お茶が二つありますね、お連れはどなた?
はい、今回は、このHPで仲良くなったTさんという方と一緒に巡りました。お父さんくらいの大先輩なのですが、なんだかとっても気安くて、お友達、になっちゃいました。おしゃべりも楽しいです。
源氏物語ミュージアムというところへ行こう!と初めて行くことにしました。いつごろ開館したのかはわかりませんが、少なくとも花舞妓が学生のときは、なかったです。いい雰囲気のところでしたよ~♪
壁がガラス張りになっていて、外の四季折々さくであろう花などを愛でながら展示物も楽しめる・・・という感じで。宇治市、お金あるみたいね?!
展示の中で、いちばんメインは、この牛車の車ではないでしょうか?漆塗りの、とても立派なものでした。Tさんと話してたのですが、牛車って、普通は、後ろ乗り、前降りなんですって。
後ろと前の御簾は本来は深く落としてあり、女性が乗る場合は「出衣(いだしぎぬ)」といって、御簾の内から着物のはしを出して乗ったそうです。男性もお忍びで外出の場合、女性を装って出衣をしたそうです。なかなか当時の恋も大変そうです・・・ね。
これは、源氏物語に出てくる、源氏の六条にあったお屋敷の復元です。大きく4ブロックに分かれていて、春の庭、夏の庭、秋の庭、冬の庭とありました。
そこに源氏の愛人たちを住まわせ、春の御方、夏の御方などというように呼び合ったようです。
それにしても、当時の権力者って、こんな豪邸に女性をはべらせて・・・すごいことです。
でも、どんな権力者でも、男女の仲だけは都合どおりにいかない、と説いているあたり、才女だなぁと思わされます。
お部屋のしつらえはこんなふうだったのね~と通り過ぎ、お茶することにしました。
お香のかおり漂う、雰囲気いい喫茶室です。
館内では、浮舟を中心にした宇治十帖がビデオ上映されていました。
話が長くなるので割愛しますが、浮舟という女性は、薫の君と匂の宮と2人の貴族から好かれてしまい、結局どっちが本当に好きなのかさえ、自分でわからなくなってしまい、思い悩んで宇治川に身を投げる・・・のですが、横川の僧都に助けられ、もう現世には戻りたくないと、出家してしまう・・・話です。そんなにもててみたいよ、、、というグチはおいといて、源氏物語の中では、宇治というところは、舞台にはなっているものの、悲しみがつきまとっている気がします。。。
雨がひどくなってきたのですが、平等院も見てきました。Tさんは平等院初めてだったので、規模の小ささに、ちょっと残念な様子でした。もっと大きな伽藍だったのに、火事でやけてしまったのは残念です。雨+紅葉がいまいち、だったので、さささ~と見てきました。
ファイナルはここ、紫式部の像のある、宇治橋をバックに。。。